トリニティ・コンサルタンツの多田欣司です。
毎回、災害ネタで恐縮です。今回は
火山の噴火がテーマです。
2014年9月、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山が噴火
登山客57人が犠牲になり、戦後最悪の火山災害となりました。
思い起こせば、1991年6月の雲仙普賢岳(長崎県)の噴火で火砕流が発生、
報道関係者や火山学者ら43人が巻き込まれ、死亡・行方不明となりました。
活火山とは過去一万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山と定義されています。
2012年現在の日本には110の活火山が有り、世界の7%が存在します。
因みに日本列島の陸地の面積は世界の0.28%にすぎません。
今年のゴールデンウイークには、箱根山が噴火警戒レベル2に引き上げられました。
蔵王連峰も噴火の兆しを見せて、観光ホテルが廃業に迫られる事態にもなっています。
①桜島②霧島山③阿蘇山④吾妻山⑤御嶽山⑥蔵王山⑦草津白根山⑧富士山⑨浅間山⑩十勝岳
の
10火山がいつ噴火してもおかしくない活火山です。(箱根山は前の噴火が3,100年前のためリストに有りませんでした)
⑧の富士山は 宝永大噴火(1707年)以来300年に亘って噴火していなので、休火山と教えられてきました。
2013年に15年分の観測データを調査したところ、
過去2000年間に少なくても43回、噴火したという調査結果が発表されました。
富士山から新宿までは95㌔しかありません。1300万人以上の住民が車でわずか2時間以内に家を構えています。
今後100年以内に大噴火の起こる確率は約1%だとのことです。1995年に6400人の命を奪った阪神淡路大地震の起こる確率は同様の1%だったそうです。
三宅島、箱根山、小笠原諸島の西之島新島の出現等
富士火山帯が最近騒がしいのが気がかりです。
対策が難しい災害ですが、地震と同様に飲料水、保存食を備蓄しておくことも必要です。近視や乱視の人はメガネが必要です。
火山灰の被害は、想像を絶するものが有りますから。(例えば、コンタクトレンズは使えなくなります)
幸いなことに中国・四国地方には活火山は無いようですね!!??
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