コクラン共同計画は、治療と予防に関する医療情報を定期的に吟味し
人々に伝えるために世界展開している計画です。
ランダム比較試験を中心として、臨床試験をくまなく収集し、評価し、
分析するシステマテックレビューを行い、
その結果を、医療関係者や医療政策決定者、さらには消費者に届け、
合理的な意思決定に供することを目的としています。
いつの間にか、乳がんの早期発見を第一義にマンモグラフィ-検診を推奨する運動になっています、
それでは、なぜ乳がんの早期発見は必要なのでしょうか?
検診による早期発見は、早期治療に結びつき、侵襲性の少ない治療の恩恵をうけることができ、
その後のQOL(Quality of Life 生活の質)が高まる恩恵も有ります。
究極的には、がんによる死亡を回避する(死亡率の減少です)
さて、先日ある本で下記の事実を知りました。

仮に2000人の女性が10年間にわたり検診すると、乳がんの死亡を1人だけ救えます。
それと同時に検査を受けなければ診断・治療されなかった健常者が10人生まれ(過剰診療)
200人以上の女性が疑陽性の為、精神的ストレスや心配や不安を抱えるというものです。
しかしながら、死亡者を一人でも救えるのだから意義があるのでしょう・・・・。
著者は検診のメリット・デメリット双方を個人で判断して、受診すべきと結論付けています。
何とか運動で推奨する種類の事ではないように思いますけど・・・ね。
健康に不安が有る人や病気の人も契約できる医療保険も有ります。
是非とも、トリニティ・コンサルタンツにご相談ください.