毎日、35度を超える猛暑が続きます。来年の東京五輪が心配です。
トリニティ・コンサルタンツの多田です。
弊社も8月13日から16日までお盆休みにさせていただきます。
さて、本日は「すでに起こってしまい、もはや戻ることができない変化、
しかも重大な影響力を持つことになる変化」
特に人口動態の変化を考えてみたいと思います。(あくまでさわりだけです)
下記の本を参考にしました。
人類の平均年齢は上昇してきています。出生率は低下し、世界人口は劇的に老化しています。
日本とロシアでは何年か前から人口減少に転じています、
30年前には世代交代で人口を維持するに必要な成人女性の平均出産数2.1人を下回る国はわずかでした。
2013年には人口維持出産数より低い国の人口は世界人口およそ60%になります。
50年前の日本の人口ピラミッドです。前回の東京五輪の翌年のものですが
生産年齢人口(16歳から65歳)までの人口がベイビーブーマー世代が
16歳から20歳の最大のボリュームゾーンを形成しています。
それから30年後の1995年のものです。働き盛りの40代がもっと大きなボリュームゾーンであり
彼らの2世が生産年齢人口に加わり、日本の実質GDPが最大となった時代です。
しかし、将来の不安が暗示されるピラミッドの形状です。
斯様にピラミッドの形は歪になり、
現在は2人の生産年齢人口が1人の老齢者を支えることになり、
2045年には1人が1人を支える時代が到来します。
最近、人生100年時代というフレーズが良く聞かれますが、この具体的な数字を挙げましょう。
わが国では、100歳を超えた人すべてに銀杯が贈られます。
1963年には対象者は153人でした。2014年に贈られた銀杯は29,350個でした。
因みに、政府は2016年以降、予算抑制の為、銀杯を純銀製から銀メッキに変更しました。
「2007年に日本に生まれた子供の50%は107歳まで生きる。」
詳細について興味のある方は、上記の真ん中にあるTHE 100 YEAR LIFEをご参考に
本日のブログは問題提起だけに終わりましたが、
日本の置かれた現状は安穏とできる位置でないでしょう。
超大型な台風が近づいています。普段何でもないものが凶器に代わることもあります。
家の周りの片付け避難等を家族でご相談ください。